ニチアサ観察日記

主に戦隊とプリキュアについて書いていこうと思います。現在暫定運用です。

機界戦隊!全力全開!! ~ゼンカイジャー半年分 感想~

皆様お久しぶりです。中2です。

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今年2021年3月上旬に第1カイが放送された機界戦隊ゼンカイジャーも、放送開始からちょうど半年を迎えます。それに合わせてなのかどうか、本日8/29放送のゼンカイジャー第25カイ「やり直せ!ゼンカイジャー・改」は総集編。ヒドケイワルドが登場して時間をゼンカイジャー結成前まで巻き戻してしまいます。そこからもう一度ゼンカイジャーを結成し、半年をやり直すというお話でした。というわけで始まって半年間のゼンカイジャーを今日は振り返っていきましょう。

 機界戦隊ゼンカイジャー|テレビ朝日

思い返せば今年1月15日に機界戦隊ゼンカイジャーの制作発表が行われ、そのときにゼンカイジャーのビジュアルや基本的な設定が明らかになりました。僕は制作発表を生で見ていたわけではないのですが、そこで発表された情報を聞いて「なにやらすごいものが始まるようだぞ」と思った記憶があります。翌日1/16にゼンカイジャーの当時発表されている内容から抱いた印象をまとめたものがこちらになります。

 

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・センターがレッドじゃない!白い!でも戦隊カラーの差し色がある!

・仲間が機械だ!ロボだ!!でも戦隊と言えばロボだ!

といった要素から、戦隊シリーズの長い歴史の中でも掟破りのビジュアルをしていながらも、その実戦隊そのものでもあるビジュアルであることに、面食らいながらも納得していたことを思い出します。

 

ゼンカイジャー、まず絵面がとてもアホなんですね(もちろんいい意味で)。各話怪人であるワルドの能力がそもそも住民の体にキノコを生やしたり、人を寿司にして握ってしまったり、世界をゴミまみれにしたり、住民を柏餅中毒にしてしまったり強制的に鬼ごっこさせてしまったり、世界をレトロにしてしまったり、住民を恋愛体質にしてしまったり、カブトムシ狩りの幻覚を見せたり、世界をバカンスにしてしまったりといった、パンチの強い能力が多いのです。その結果出来上がる光景が非常にカオスになります。セッちゃんも「またカオスなことになってるチュン!」という発言を残しています。知らない人や初めての人に見せたら奇怪映像だと思われること間違いなし!よくもまぁこんなトンチキ映像を毎回毎回作れるものです。

ワルドの名誉?のために言っておくと、ワルドの能力は世界レベルで働くので普通に強力なんです。大きく分けて世界の環境を変えてしまうタイプと世界の住民を操るタイプのワルドが居ますが、どちらにしろ世界は大混乱に陥るので、簡単に世界征服できるだけのポテンシャルを持った怪人ばかりなんです。だから決して面白おかしいだけの怪人なわけではなくて、敵として非常に凶悪な怪人ぞろいなんです。ここら辺の話はこちらにまとめました。(リサイクルワルドまで)

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ワルドの能力で世界や住民がおかしくなってしまうのがゼンカイジャーの基本なのですが、ゼンカイジャー世界の住民の適応力も非常に高い。1話でキカイトピアと融合して1か月で人間とキカイノイドが仲良く暮らす世界になってるし、2話で世界がキノコまみれになった時にも住民が「キノコ生えてるくらいよくない?」「慣れたらかわいい」とか言ってるので、それ以降世界がどうなってもどんな人が出てきても「まぁゼンカイジャー世界の住人だしな」で済まされます。これ、地味に偉大だと思います。

 

そんなワルドの凶悪な能力に対して、ゼンカイジャー側も斜め上にぶっ飛んだ攻略法を出してくることが多いのもゼンカイジャーの楽しいポイントですね。クダックにリサイクルされてしまった人たちをおとなしくさせるためにサンバを踊るとか、偽物のビルとか歩道橋が作られたときには主人公側は巨大怪獣に合体して街を破壊するとか、カシワモチワルドのカシワを剥がしてモチワルドにして倒すとか、ジェットマン最終回の公式パロディを繰り出すとか(あれは一回どこかから怒られたほうがいいかもと思いつつも怒ってくれる組織がいないというバグ)とか、レトロの力で「あの頃はよかった」という懐古状態になりかけたときに「俺たちによかったあの頃なんてねぇ」で立ち直るとか。「なんでそーなる!」みたいな方法で敵を攻略していくことが結構多くて見ていてとても楽しいです。敵の攻略に限らず全体的にお話のテンションも高いので、毎回笑って見れています。

 

また、冒頭の「前回のゼンカイジャー」とか「風の地平線~」とか名乗りも大好きです。第17カイ(トウメイワルドのカイ)の時に書いたものですが、ここら辺の話はこちらの記事でしていますので是非。

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あとはゼンカイジャーといえばアドリブ全開らしいですね。メンバーのうち4人は既に人気作に何本も出演しているキャリアのある声優さんが演じているというのもあり、アドリブの入れ方がお上手だと思います。特にジュランはよくアドリブ入っている気がします。明らかに台本になさそうな一言がジュランの台詞に付け加わっていることが多い気がする。普段は結構ギャグ系のアドリブが入っていることが多いですが、先々週の介人とステイシーの決闘のカイの「そこのイケてるお兄さん、よかったらお食事ご一緒しませんか」がアドリブで生まれた台詞だと知ったときは衝撃でした。ブルーンとかも派手なアドリブ入っていることありますね。それからゼンカイオーやツーカイオーの合体シーンは、あれほとんどアドリブらしいですね。

参考:機界戦隊ゼンカイジャー 第14カイ! 決闘!ゼンカイVSツーカイ! | 東映[テレビ] (toei.co.jp)

 声優さんたちのアドリブ全開タイムとして密かに楽しみにしております。割と本編と関係ないことが多くて楽しいです。でもたまに本編にマッチした熱い台詞が入ってくることもあるので、侮れない。

 

とまぁゼンカイジャー、映像とお話とアドリブとやたらテンションが高くてトンチキな面が強くて、30分の放送の中でげらげら笑って見れるのがいいところなんですけど、キャラクター面がしっかりしているからこそと思います。例えばジュランはかっこつけたがりではあるんですけど、周りを見ていて面倒見がいいという面がすごくかっこいい。ガオーンは動物や人間ちゅわんが大好きなわけですけど、仲間のことも同じくらい信頼できるようになってきた。マジーヌは元々引っ込み思案ではありましたが、だからこそ昔の自分と同じような子供を励ますことができるし仲良くなれる。ブルーンは好奇心旺盛で何にでも興味を持つことができる。ゾックス・ゴールドツイカーは弟・妹思いで、自分が面白いと思ったことに正直で、認めた相手のピンチには颯爽と現れ救ってくれる。五色田介人は本当に真っ直ぐな男で、曇りなき瞳で人を見ることができるし、人を信じることができる。そんな介人のことを信頼して、ジュラン・ガオーン・マジーヌ・ブルーンはゼンカイジャーやっているわけだし、そんな介人を面白いと思ってゾックスは助けてくれるわけですね。そういうキャラクター面に関しては安定していてブレがない。だからパンチのきいた展開も笑って見ていられるんだと思います。そして各キャラクターのこのような面があるからゼンカイジャーは戦隊として成り立つんだと思います。先々週の介人VSステイシーの決戦カイもゼンカイジャー半年やってきて一番真面目なカイだったと思いますけど、主に介人とジュランとゾックスのちゃんと積み上げられてきたキャラクター性が発揮されていたから、ギャグ抜きでも真っ当に面白いんですね。ゼンカイジャーからアホ要素全部抜いてもちゃんと戦隊として成り立っていること、面白い点だと思います。

 

 機界戦隊ゼンカイジャー。見た目もお話も今までの戦隊シリーズの中でも掟破りではありますが、それでいてちゃんと戦隊として成り立っている作品だと思います。一見アホに見えるようで、その中に頭の良さが見られる作品です。もう半年経ってしまったという思いもありつつ、残りの半年もすごいものを見せてくれるだろうな、と思っています。