ニチアサ観察日記

主に戦隊とプリキュアについて書いていこうと思います。現在暫定運用です。

魔進戦隊キラメイジャー 感想

皆様お久しぶりです。中2です。

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魔進戦隊キラメイジャーがいよいよ本日2/28に最終回を迎えました。毎週の放送がここまで楽しみだった戦隊は相当久しぶりだったのではないかと思うほどに、とても好きな戦隊作品でした。そこで今回は魔進戦隊キラメイジャーについて、僕が感じた魅力をまとめていきたいと思います。

 

キラメイジャーは基本的なノリがすごく明るくて楽しいものなので、ギャグとかコメディは大好物な自分としては毎週見ててすごくツボに刺さった感じがあります。そして一年間を通して、終盤までそのスタンスを崩さなかったことを称賛したいです。40話過ぎて主人公が猫みたいになってしまう話をやるって……。ほかにも頭に万力をはめられたりとか、百人一首対決したりとか、敵の幹部とだるまさんがころんだをやったりとか、マブシーナが日本茶に酔ったりとか、絵面を見るとなかなかインパクトのあるお話が多かったように思います。ただただ明るく楽しいだけではなくて、キャラクターたちの活躍をきっちり描き、1エピソード30分の中で提示された要素をうまく使って質のある話を毎週楽しめたのが良かったと思います。

 

キラメイジャーの魅力として、メンバーがそれぞれ得意なことを活かしながら活躍する話である、という点があります。五人(シルバーが加わってからは六人)が、それぞれ得意な能力を活かしながら活躍する作品でした。それぞれが得意な分野をもち、それらを組み合わせればどんな敵にも勝つことができるという意味で、「一つの力を五分割して戦っている」と言えるかもしれません。(言えないかもしれないですが。)充瑠は想像・創造力に長けており、為朝はメンバーたちがどう動き何をするという作戦の立案が得意です。瀬奈は瞬発力があってどんな時でも突っ走れるし、小夜は何が起こってもしっかり対応してくれる。時雨は剣捌きもさることながら、推理パートでは頭の回転が速く解決方法を導くことができるキャラクターです。メインの5人がそれぞれの個性がしっかり活かされているし、その活かし方が無理なく描かれているので、見ていて「そう、誰々がいたから勝つことができた」と自然に思うことができたと思います。

キャラクターの話に付け加えさせていただくと、メインのキャラクターたちがもうただひたすらに可愛いっていうのも魅力だと思います。ここで言う「可愛い」は魅力的と言い換えることができるかもしれないです。充瑠は本当に純粋で輝きを信じられる人物で、それがすごくかわいい。最終決戦でも、敵対しているはずのガルザに対して「かっこいい」と言ってしまうほどでした。瀬奈は目の前のものに対して真っ直ぐで喜怒哀楽がはっきりしているのが可愛いし、小夜は人を惑わすような可愛さがあるし、為朝は作戦がうまくいったときの表情と「うぉい!」というツッコミが可愛いし、時雨はクールぶってるけど簡単にペースを崩されてしまうところに可愛さを感じてしまいます。宝路は妹思い・弟思いの兄貴分だけど中身は結構なおじさんだったりするのが可愛いかな。ここら辺は最終回のマブシーナの台詞に集約されていると思いますが、キラメイジャーは可愛くて魅力のあるキャラが集まっていたと思います。また、そんな彼らが皆仲良しなのも魅力的ですね。互いが互いを信頼しあっているからひとつのチームとしてどんな敵相手にも戦えるというのもあるんですけど、それ以前にチームのみんながみんなを大好きなんだ、というのがすごく伝わってきてよかったと思います。作品によっては終盤で本当に信頼しあえる仲間となる、というものもあるし、それはそれで好きなんですが、キラメイジャーは早い段階でみんながみんなをだいすきなんだというのが構築され、それが存分に発揮されているように感じました。

 

シナリオ面でもよくできた話が多かったように思います。上述のようなキャラクターの魅力が活きているのは、シナリオがそれを活かせていたからだと思います。加えて、30分間の1エピソードの中の序盤に提示された要素が逆転勝利につながる鍵だったり、Aと思わせて実はBだったということがおこったりと、作り手側の頭の良さを感じさせるお話が多かったように感じていて、それもまた面白さにつながっていったんだと思います。話のテーマがキラキラ輝くこととし、それを徹底して肯定する作風ですっきりからっと見れたのも良かったと思いますが、一方で第20話の柿原さんのように人のずるい面・一般的に好ましくないとされる面も輝きとして肯定する話もありいろんな形の輝きがあるという風に思いました。

 

あと、感心したのが撮影休止期間の乗り切り方です。5月中旬から6月中旬にかけて、緊急事態宣言が発令されたことにより新作の撮影・放送ができなかった期間がありました。そのときに総集編や未公開エピソードの放送を行ったわけですが、そのやり方に感心しまして。まずキラメイジャー放送開始前に劇場公開されたエピソードZEROを早くもテレビで放映します。翌週には第1話・第2話のまとめに未公開シーンを追加して放送。それからあとは「キラトーーク」と題して魔進たちがそれまでを振り返りながらパートナーについて語ったり、「ジャメンタル研究所」として敵幹部の視点から戦いを振り返ったりするという形で総集編が放送されました。

エピソードZEROや1,2話の未公開カットなど、切ることができるカードをたくさん持っていたのが不幸中の幸いととらえることもできますが、むしろ積極的にそのカードを切っていった印象があります。そしてキラトーークでは魔進キャラクターが深堀され、魔進たちはまるでオタクのようにパートナーのことが大好きだということを印象づかせてくれました。マッハのあのちょっと気持ち悪い瀬奈お嬢様ガチ勢キャラはこの時期に出てきたんじゃないかな。撮影休止の中でもただ総集編を垂れ流すのではなく、キャラクターの深掘りがなされていて、流石だと感心していました。ジャメンタル研究所でもガルザやクランチュラの「敵だけどどこか憎めない」と感じさせるようなキャラクターが見えていたように思います。

 

ここまでキラメイジャーの好きだった点・魅力的な箇所について書いてきましたが、そうじゃないところもあると思うんです。キラメイジャー自体結構尖っている作品で、万人受けするわけじゃないというか。たとえば「すべてを懸けて悪と戦う戦士たち」が好きな人や、「自らに課せられた過酷な宿命に立ち向かう主人公」を見たい人にとっては、あまり向いていない作品だったのかもしれないという気がしています。でも僕はキラメイジャーが好きでした。きっと制作サイドも「ひとりひとりがキラキラ輝く個性を持ち、それを組み合わせて戦う若者たち」のお話を作ろうとしてキラメイジャーを作ったんだと感じています。そしてそこをすごく尖らせたんだと。僕はその尖ったところが好きだったし、同じように感じている人もたくさんいるんじゃないかなと思うんです。

 

魔進戦隊キラメイジャー。キラキラ輝いて生きるものたちのストーリー。一年間とても楽しかったです。終わってしまったのが名残惜しいという思いもありますが、来週からのゼンカイジャーを応援していくこととしましょう。キラメイジャーVSリュウソウジャーも決定したようです。お疲れ様でした。